2022年9月17日
福島県にある会津駒ヶ岳に行ってきました。標高は2,133mです。
尾瀬から程近い場所に位置しており、日本百名山にも選定されています。
山頂には広大な高層湿原が広がり、緩やかな木道歩きを楽しむことができます。
会津駒ヶ岳の山頂よりさらに奥の中門岳にかけては、池塘が増え、高山植物の花が多く咲きます。
福島県で一人暮らしをしていた時期もあり、知ってはいるけど、詳しくは分からないという山の印象でした。
そこで今回は、会津駒ヶ岳の魅力を探るために、少し涼しくなってきた9月中旬に日帰りで旅をしてきました。
会津駒ヶ岳について
地図
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今回は、会津駒ヶ岳から一番近い登山口である滝沢登山口からスタートしました。
コースタイム
- 06:03スタート
- 06:05滝沢登山口
- 08:39駒の小屋
- 09:28会津駒ヶ岳
- 10:06中門岳
- 10:50駒の小屋
- 12:40滝沢登山口
- 12:54ゴール
行動時間は、6時間51分です。
実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。
駐車場情報
登山口付近には、滝沢登山口第1・2駐車場があります。
第1駐車場は、登山口から最も近い駐車場になっています。
第2駐車場は、第1駐車場から徒歩で25分ほど離れた場所にあります。
それぞれの駐車場の詳細を以下にまとめました。
滝沢登山口第1駐車場 | 滝沢登山口第2駐車場 | |
写真 | ![]() | ![]() |
営業時間 | 24時間 | 24時間 |
台数 | 20台程度 | 30台程度 |
トイレ | なし | あり |
料金 | 無料 | 無料 |
足洗い場 | なし | なし |
Google Maps |
会津駒ヶ岳 登山
樹林帯を抜け、駒の小屋に向けて出発
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登山口から一番近い滝沢登山口第1駐車場はそこまで広くないため、この時期は早朝から混雑すると予想。
そのため、前日に車中泊をしてそのまま登山をすることに。
案の定、早朝の時点で駐車場が満車状態になり、多くの車が引き返していました。
会津駒ヶ岳の登山は可能な限り早めの出発が鉄則ですね。
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この先を2,3分ほど歩くと、いよいよ登山口です。
人気の山ということもあり、次第に気持ちが高ぶります。
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「いきなりステーキ」ならぬ「いきなり階段」で僕達をお出迎え。
初っ端から階段で始まる登山口はかなり珍しいのでは?
ちゃんと登山カードも書いて準備万端。
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登山道は綺麗に整備されていて、かなり歩きやすい。
ただ、道幅はそこまで広くはないため、他の登山客とのすれ違いは大変そう。
会津駒ヶ岳は半分以上が樹林帯であるため、写真で見た高層湿原の景色を思い出しながら進んでいきます。
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7時20分、休憩スポットに到着です。
ポカンと空いた空間に6台ほどのベンチが設置されており、多くの登山客で賑わっています。
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また、この場所から少し下ると水場があります。
せっかくなので、水場に立ち寄り水を補給。かなり冷えてて美味しい!
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8時21分、次の休憩スポットに到着です。
ここまで来ると、ようやく樹林帯を抜けて緩やかな稜線が見えてきます。
周囲に広がる絶景と心地よく吹き抜ける風により、思いのほか長時間休憩してしまいました。
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少し進むと、広大な草原の中に駒の小屋へと続く緩やかな木道が姿を表ます。
9月中旬ということで、新緑の草原というよりややススキ色に染まっています。
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駒の小屋まで続く木道は、「右側通行」というルールがあるそう。
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背後に折り重なる山々の展望を時折振り返りながら、足取り軽く木道の階段を登っていきます。
山の名称について詳しくないため、少しずつ勉強していきます…。
分かるようになるとより楽しいのかもしれませんね。
遮るものがない高層湿原では、9月中旬でも無情に日差しが降り掛かります。
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8時41分、駒の小屋に到着です。滝沢登山口から2時間20分ほど掛かりました。
山にあるとは思えないくらい綺麗な有料トイレも完備されています。
休憩中の登山客も「トイレが綺麗すぎる」と声を揃えて言っていました。
食べ物や飲み物、記念品なども売っています。(登山バッジもここで購入することができます。)
ここで登山バッジを購入しました。
また、素泊まりの宿泊も可能となっていますが、事前予約が必須です。
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周辺には多くのベンチがあり、登山客が昼食を食べて休憩をしていました。
今日も今日とてコンビニ飯。いつか山頂で温かいものが食べたい…。
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牛タンの本場「仙台」で食べた牛タン定食の味を思い出しながら、牛タン味のじゃがりこを食べます。
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オコジョ?の置物を発見!地味に可愛い。笑
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駒の小屋の周辺に駒の大池と呼ばれる池塘があり、会津駒ヶ岳を象徴する風景です。
水面に山々だけではなく雲も反射しているのが良いですね。
木々に囲まれた会津駒ヶ岳山頂
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9時31分、会津駒ヶ岳山頂に到着です。
滝沢登山口からスタートして、2時間40分ほど掛かりました。
山頂には自分の身長を軽く越える巨大な看板が設置されており、かなりの迫力があります。
自分の身長を軽く越える巨大な看板の迫力が凄い!
ただ、この地域は豪雪地帯であるため、冬の時期は看板の半分以上は雪で埋まるらしい。
山頂のスペースは狭い。ベンチも設置されていないため、休憩をしている人は皆無です。
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パノラマガイドが設置されていますが、周囲が笹に覆われているため、決して見晴らしが良いとは言えません。
パノラマの景色は一体どこへ…。
写真奥に見える燧ヶ岳のみしっかり見えました。
緩やかな稜線を抜け、中門岳へ
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本来は会津駒ヶ岳までのピストンコースの予定でしたが、緩やかな稜線の先にある景色が気になったため、急遽予定を変更中門岳にも行くことに。
登山道は中門岳で終点となり、必ず会津駒ヶ岳に引き返す必要があるのですが、会津駒ヶ岳〜中門岳までの稜線が美しすぎるためか、会津駒ヶ岳を訪れた人の多くが中門岳まで足を運ぶらしい。
この広々とした解放感のある稜線に感動!
そこまでアップダウンがないため、軽やかな稜線歩きが楽しめます。
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中門岳周辺には多くの池塘があります。
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10時9分、中門岳に到着です。会津駒ヶ岳山頂から40分ほど歩きました。
中門大池と名付けられており、今回の登山で見た池塘の中では一番の大きさ。
無風であれば鏡のように綺麗に景色が反射しますが、この時点では微風…。
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周囲には数カ所ベンチが設置されていましたが、どこも満席状態でした。
中門岳の終点まで行くと、ぐるっと一周するような形で引き返すことができます。
帰りは会津駒ヶ岳山頂へは寄らず、巻き道で帰ります。
今回の登山はピストンコースであるため、帰りの行程は省略。
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下山後は足の疲れが限界を迎えており、しばらく登山口付近のベンチで休憩して余韻に浸ります。
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早朝は満車状態だった駐車場も、14時を過ぎるとほとんどが車がなくなっていました。
登山後の温泉でまったり
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下山後は燧の湯という日帰り温泉に寄り、汗を流します。
舟岐川に面した高台に位置しており、内風呂だけではなく露天風呂も充実しているため、檜枝岐村の自然を感じながら過ごすことができます。
本来は露天風呂とサウナの両方がある日帰り温泉に行きたかったのですが、周辺にサウナ付きの日帰り温泉が無かったため、今回はサウナを断念。
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滝沢登山口駐車場から車で10分ほどで行くことができるため、登山終わりのハイカー達で賑わいます(駐車場は常に満車状態)。
燧の湯以外にも、周辺にはアルザ尾瀬の郷や駒の湯など多くの日帰り温泉がるため、ハイカーにとってはありがたい。
会津駒ヶ岳の登山を終えて
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今回は福島の日本百名山の一つ会津駒ヶ岳に登ってきました。
今までの山は「山頂からの景色を楽しむ」という印象でしたが、今回の会津駒ヶ岳は「緩やかで広大な稜線を眺めて楽しむ」という今までの登山とはテイストの違う景色を堪能することができました。
広大な草原に敷かれた木道路が尾瀬本来の姿であると思います。
僕が行った時期は9月中旬ということもあり、樹林帯を抜けた先にある雄大な草原がススキ色に染まっていましたが、次回は新緑が美しい夏の時期にも行ってみたいです。