【長野】四阿山 登山 〜 夏の季節を感じながら草原風景を眺める旅

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2023年7月16日

群馬県と長野県の県境に跨る四阿山あづまやさんに行ってきました。標高は2,354mです。

どの角度から見てもなだらかな山容が特徴的で、その姿が屋根のように見えることから四阿山の名が付いたと言われています。

四阿山の麓にはスポーツ等の合宿で名高い菅平高原が広がっており、長野県側及び群馬県側にはスキー場があります。

前回の登山が5月27日の筑波山の登山で、6月は梅雨の時期で登山に行けなかったため、気付いたら夏山登山のシーズンになっていました。

今年最初の夏山登山ということもあり、夏の季節を感じながら、変化に富んだ景色を満喫する旅をしてきました。

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四阿山について

地図

今回は、四阿山根子岳ねこだけを通る反時計回りの周回コースで行きました。

コースタイム

  • 06:28
    Start
  • 06:39
    四阿山登山口
  • 07:29
    小四阿
  • 08:11
    中四阿
  • 09:02
    四阿山
  • 11:16
    根子岳
  • 13:03
    Goal

行動時間は、6時間34分です。

実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。

小四阿・中四阿・四阿山・根子岳 / こうき@登山初心者🔰さんの四阿山・根子岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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駐車場情報

登山口付近には多くの駐車場がありますが、メインの駐車場は以下の通りです。

|駐車場情報の挿入|

四阿山 登山

牧場の牛を眺めつつ、大自然の麓から四阿山を目指す

遠方の登山では前日入りして車中泊することが多いのですが、今回は日程の都合などもあって早朝から四阿山に向けて出発!

6時過ぎに菅平牧場の駐車場(料金は300円)に到着しましたが、この時点で満車に近かったです。

さすが、日本百名山に選定されている人気の山ですね。

休日の早朝に行く場合は、6時前には駐車場に到着していた方が安心かもしれません。

駐車場から菅平牧場方面に向かってまっすぐ歩いていくと、登山の案内看板が設置されています。

今回は四阿山→根子岳の順に周回するコースで行くため、右折して四阿山方面に向かいます。

菅平牧場の近くにはトイレあり。

今回の登山コースは途中にトイレが無いため、事前に済ませてから登るようにしましょう

牧場の景色を眺めながら四阿山登山口へ。

やや厚い雲があり天気が心配ですが、ガスガスにならないことを祈り進んでいきます。

左手に牧場、右手に山という開放的な自然の景色に感動です。

菅平牧場から10分ほど歩くと、四阿山登山口に到着です。

ここから本格的な登山道に入ります。

登山口を進んですぐ左手に多くの牛を発見!

牛は柵の内側に侵入できないようになっているため、ご安心ください。

登山の途中に間近で牛を見ることはないので、なんか新鮮ですね。

前日の雨の影響で登山道がぬかるんでいる箇所が多いため、転倒しないように注意が必要です。

こういう登山道を通ると登山靴がドロドロになってしまうけど仕方ないか。

本コースで唯一の沢渡りゾーン。滑らないように注意しながら進んでいきます。

山の中で川の流れる音を聞くと、日常を忘れられるくらい癒される。

紫色の唇形花を密集して咲かせるのが特徴であるウツボグサを発見!

花期は6〜8月頃なので、ちょうど今が見頃ですね。

細い登山道であるにもかかわらず、両サイドから笹が飛び出しており、かき分けながら進むしかない場所もあります。

こういう道は服とザックが汚れるからちょっと苦手なんですよね。

登山開始から1時間後の7時30分、開けた場所に出ました。

地図上では小四阿こあづまやと書かれていますが、特に看板等はありませんでした。

遠方の山々も鮮明に見ることができます。

反対側に見えるのは根子岳ですね。

この感じなら山頂から絶景を見ることができそう。

“根子岳”という山名とは裏腹に、少し荒々しい山肌になっています。

標高2,000mを超えると次第に背の高い木々が少なくなり、開けた登山道になります。

この辺りからゴツゴツとしたガレ場が続きます。

7月中旬の登山、標高が高いとはいえ、日陰が無い場所では暑くて身体中から汗が吹き出ます。

登山開始から1時間30分後の8時15分、中四阿なかあづまやに到着です。

先ほどの小四阿と同様に看板等はありませんが、より根子岳の荒々しさが目立ってきました。

眼下にはスキー場が見え、奥には長野の山々を見渡すことができます。

ただ、次第に雲が上がってきたため、ガスガスになる前に急いで山頂に向かいます。

四阿山と根子岳の分岐点に到着。

四阿山まで残り0.7kmなのでもう少し。

山頂を目前に、ラストは木の階段が続きます。

階段を登り切った後に振り返ると、かなりガスガスになってきました。

9時7分、四阿山山頂に到着です。登山開始から1時間30分かかりました。

約2ヶ月ぶりの登山ということで、思ったよりも体力の消耗が激しかったです。

到着時はガスガスで絶景を見ることができませんでした。

山頂は風が強かったため、ガスが抜けるのを期待しつつ食事休憩をします。

山頂のスペースはそこまで広くないものの、ゴツゴツとした岩場が多く休憩できそうな場所はあります。

本日は食事はコンビニ飯!山頂で食べるご飯は最高!

食事休憩をしている間にガスが抜けていき、次第に広大な景色が姿を現しました。

山の天気は変わりやすいということを改めて実感。

今がシャッターチャンス!ということで、ひたすら絶景を写真に収めます。

四阿山の山頂から絶景を見ることができたので、次は根子岳を目指します。

左右に広がる広大な熊笹に圧倒されながら根子岳を目指す

再び木の階段を降り、分岐地点へ。根子岳までは1.8kmとやや距離があります。

ガスがかかったり抜けたりと安定しない天気です。

再び樹林帯へ。ここから急な下りになるので足元に注意しながら進んでいきます。

樹林帯を抜けると、そこには広大な笹原が広がっています。

樹林帯を抜け、四阿山と根子岳の鞍部に差し掛かると、一面が熊笹で覆われた山肌に一変します

ネットなどでよく見かける四阿山の写真は、根子岳の写真なんですね。

この場所が四阿山のハイライトと言っても過言ではないと思います

雲の隙間から照らされる太陽の当たり具合によって熊笹の色が変わって見えるのが最高ですね。

晴天だとさらに熊笹の緑色が強く見えるんだろうなぁ。

左右に遮るのもがないため眺望はかなり良いです。

途中で振り返ると四阿山の全貌を見ることができます。

四阿山は濃い緑色、根子岳は薄い緑色といった感じで、色のコントラストに思わず目を奪われます。

上部まで登ると一部ガレ場のエリアがあります。

根子岳山頂の手前でガラッと登山道の雰囲気が変わります。

爆裂火口によって形成された荒々しい景色が広がっています。

四阿山と同様にとんぼが大量発生しています。

よくこんな高いところまで飛んできたなぁ。

11時20分、根子岳山頂に到着です。登山開始から4時間かかりました。

山頂には祠が設置されています。

根子岳の山頂看板を探したのですが、発見できませんでした。

山頂のスペースは四阿山よりも広いため、昼食を食べるなら根子岳の方が良いかもしれません。

山頂からの眺望は良く、遠方の山々まで鮮明に眺めることができます。

山頂からの景色を堪能することができたので、ぼちぼち下山します。

下山後に牧場の濃厚ソフトクリームを食べ、群馬県の日帰り温泉で汗を流す 

ハクサンフウロを発見!

花びらには縦筋模様があり、上向きに咲くのが特徴らしいです。

雲行きが怪しい場面もありましたが、ガスガスになるのは避けれそうです。

菅平牧場口までは1.8km。下りなので足軽に下山できます。

辺り一面が緑色。こんなに広大な景色が見られるのは長野県の特権ですね。

奥に見えるのは北アルプスかな?

下山後は菅平牧場付近にあるまきば屋でソフトクリームと登山バッジを購入。

店員が「ソフトクリーム、少し失敗しちゃった笑」って言ってたけど、味は100点満点だったのでOK!

登山バッジにはイワカガミが描かれています。

登山後は、群馬県にある「嬬恋高原温泉 つつじの湯」で汗を流します。

ここは内湯だけではなく、露天風呂やサウナもあるため、よりリラックスできます。

夏の時期の外気浴は日々の生活のストレスを忘れられるくらいに最高です。

四阿山の登山を終えて

今回は長野県にある四阿山に行ってきました。

日本百名山に選定されていることもあり、山頂からは四方八方に長野県の山々を見渡すことができ最高でした。

ただ、やはり一番のハイライトは四阿山と根子岳の鞍部にある広大な熊笹の景色と言っても過言ではありません。

そのため、登山ルートとしては往復コースではなく、四阿山と根子岳を経由する周回コースで行くことをおすすめします

標高差1,000m以上と決して簡単ではありませんが、周回コースでは変化に富んだ景色が連続するため、飽きずに気持ちよく登ることができます。

これから夏山登山のシーズンに入るので、日々しっかりと脚力を鍛えて、まだ登頂していない日本百名山に行ってみたいですね。

四阿山の地図はこちら

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