【栃木】中倉山 登山 〜 春の陽光を感じながら荒廃した稜線を歩く旅、孤高のブナを目指す

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2023年4月23日

栃木県にある中倉山なかくらやまに行ってきました。標高は1,520mです。

この場所はかつて銅の産出地として栄えていましたが、19世紀から20世紀に頃に日本初の公害ともいえる足尾鉱毒事件を引き起こしました。

足尾銅山の煙害で樹木が消滅してしまいまい、現在も一部では草が生え始めているものの荒涼とした山肌が特徴的です。

そんな稜線で1本だけ逞しく生き残った「孤高のブナ」は中倉山のシンボルとなっています。

今回は翌週からの四国遠征の調整も兼ねて、そこまで難易度が高くない日光の山を登っていきます。

穏やかな春の陽気を感じながら、緩やかな稜線歩きの旅をしてきました。

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中倉山について

地図

今回は銅親水公園の駐車場を起点として、中倉山を往復するコースで行きました。

コースタイム

  • 06:33
    スタート
  • 06:34
    公園入口バス停
  • 07:46
    中倉山登山口
  • 09:36
    中倉山
  • 11:32
    中倉山登山口
  • 12:21
    公園入口バス停
  • 12:25
    銅親水公園
  • 12:25
    ゴール

行動時間は、5時間51分です。

実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。

中倉山 / こうき@登山初心者🔰さんの社山・半月山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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駐車場情報

登山口付近の駐車場は大きく分けて以下の2ヶ所です。

  • 銅親水公園駐車場
  • 大畑沢無料駐車場

それぞれの駐車場の詳細を以下にまとめました。

銅親水公園駐車場大畑沢無料駐車場
写真
営業時間24時間24時間
台数50台程度20台程度
トイレあり
※9時30分〜16時30分まで
あり
料金無料無料
足洗い場なしなし
Google Maps

銅親水公園駐車場は、トイレ解放時間が9時30分〜16時30分までとなっています。

中倉山 登山

前日に車中泊をして、翌日の登山に備える

「寝過ごして登山に行けない」という事態を防ぐために、今回は前日入りをして車中泊します。

車中泊用としてエアーマットを購入したので、機能性と快適性の検証もしていきます。

車内からおはようございます。

初めて使用した車中泊マットは可もなく不可もなしといったところ。

ただ、この時期の朝方はかなり冷え込むため、しっかりとした防寒対策が必須です

寒すぎて車内で暖を取っていたところ、続々と登山客が登り始めていたため、急いで準備をします。

林道歩きを堪能して、中倉山登山口を目指す

銅親水公園の駐車場から登山スタート!まずは、中倉山登山口を目指します。

登山ルートは親水公園とは逆方向の駐車場を登ったゲートの先にあります。

駐車場から釣り竿を持った人たちが自転車に乗ってどこかに向かっていましたが、この辺に釣りスポットがあるのですかね…。

早朝6時半の時点で、すでに駐車場は満車に近い状態。

下山する頃には満車となり、路上駐車している車がズラリと並びます。

一般車両通行不可のゲートがあるため、この先を進みます。

本当に通行しても問題ないのか不安になりますが、全然OKです。

工事現場の看板に現場猫が描かれていました。今日もご安全に!

ひたすら道沿いに進んできます。

この時間は太陽が渓谷に届かないため、かなり肌寒いです。

足尾銅山の煙害で消滅した樹木を再生させるために、植林をしている場所がありました。

次第に渓谷にも太陽が差し込み、徐々に暖かくなってきました。

しばらく道なりに歩いていると分岐の看板があるため、「仁田元」方面へ進みます。

くれぐれも「松木渓谷・皇海山」方面へは進まないようにしましょう。 宿泊必須のロングコースになります。

送水管の下を通っていきます。

楽おり」と呼ばれるパイプ連結式の箱わなが設置されていました。

これでイノシシやシカなどを捕獲するらしい。

今日の行動食はこちら。

このお菓子のおすすめポイントは、糖質50%オフであるところ。

どうしてもこの歳になると健康面のことを考えてしまう…。

テトリスのように積み重なったブロックを見ると、謎の安心感があります。

7時56分、中倉山登山口に到着しました。駐車場から1時間10分ほどかかりました

登山口の看板の上には可愛らしいエイリアンの置物がありました。

中倉山について調査している際に頻繁にこの置物の写真を見かけましたが、ここにあったのですね。

孤高のブナを目指して山頂を目指す

さて、中倉山登山口から本格的に登山スタートです。

ここまでは緩やかな上り坂でしたが、この先は容赦ない急坂が続きます。

そのため、アウターを脱いだり水分補給をしたりと急坂に備えて準備をしている登山客が多くいました。

足場が砂で滑りやすい箇所はロープを使いながら登っていきます。

ロープ無しで登ろうとすると滑る滑る。

岩場がある箇所もありますが、一歩一歩着実に登って行けば問題なし。

登山道で一番厄介なのが、登山道を埋めつくされている落ち葉。

急斜面で落ち葉のある箇所は、落ち葉で凹凸が見えず気を抜くと滑ってしまうため、登るのに一苦労。

黙々と葉のない枯れ木の登山道を見ると、冬に登った低山を思い出しますね。

この先も景色の変化がない登山道を登るため、山頂からの稜線を思い浮かべながら登っていきます。

正規の登山道が分かりにくい箇所もあるため、目印となる赤テープを頼りに進んでいきます。

しばらく登ると開けた場所に出ます。

ここから先は尾根道に変わり、やや斜面が緩やかになります。

鞍部に降りると、一時的に斜面が緩やかになり歩きやすいです。

途中で分岐がありますが、そのまま中倉山山頂方面へ直進していきます。

見晴らしの良い展望地を発見!

前日光の山々を見渡すことができます。

開けた場所に出ると、山頂まではもう少しです。

見晴らしの良い場所に出ると急峻な前日光の山々を見渡すことができます。

この日は空気が澄んでいたため、奥には標高2,484mの男体山が見えますね。

開けた場所に出ると、中倉山の山頂が見えてきました。

山頂までラストスパート!

9時41分、中倉山の山頂に到着。登山開始から2時間45分ほどかかりました。

白い方の看板は取り外しが可能になっています。

山頂からは解放的な稜線を見渡すことができます。

標高1,520mの山であるにも関わらず、このような稜線が眺められるのは結構珍しいのでは?

孤高のブナを目指す

中倉山のシンボルでもある「孤高のブナ」を目指して先に進みます。

実はこの時点で写真の中央に写っていたのですが、全然気付きませんでした。

やはり、葉が生い茂っていないと完全に背景と同化されていますね。

周辺にも小さな木々は存在していますが、孤高のブナは飛び抜けて目立っています。

まだ枯れ木だったため、葉が生い茂る時期にも来てみたい…。

横から見るとこんな感じ。

このアングルだと、より孤高に見えますね。

孤高のブナの周辺は開けていて、公園の広場みたいになっています。

レジャーシートを敷いて昼食を食べている登山客もいました。

ベンチ等は設置されていなかったため、座れそうな場所を探して昼食タイムです。

今回はサクッと登る予定だったため、コンビニのおにぎり2個という軽めのメニュー。

絶景を見ながらのご飯は最高!

山頂付近は風が強く、汗が冷えて若干寒い。

まだアウターやフリースは必要ですね。

あちらが沢入山そうりやまへと続く道。

かなり道幅の狭い岩尾根を進むことになり、中倉山の山頂から往復で2時間くらいかかります

今回は沢入山までは行かずに引き返します。

ちなみに、「入沢」は「いりさわ」ではなく「そうり」と読みます。

春の陽光を感じながら下山する

巻き道を利用して下山することもできますが、異なる方向から山頂の景色を見たいと思い、行きと同じルートを通ります。

同じピストンコースでも、行きとは違った景色が見られるのが登山の良いところ。

登りの過酷さが嘘のように、スイスイと下山していきます。

登りでは気付きませんでしたが、壁に落書き(?)がありました。

攻山病…センスは△。

山頂付近は枯れ木がでしたが、ふもとまで戻ってくると葉が生い茂っている木々が多くなり、青空と緑の葉のコントラストが美しい…。

美しい景色を背景にススキを撮る。

ポートレート風に撮りたかったけど、なんか微妙…。

本日の足尾の天気は晴れでしたが、12時を過ぎると次第に山頂付近にガスがかかってきました。

午前中の早めの時間帯に登っておいて良かった…。

やっぱり山の天気は分かりませんね。

NPO法人 足尾に緑を育てる会」の方々が植林活動をしていました。

このような方々のおかげで足尾に緑が戻りつつあるのですね。暑いのにお疲れ様です。

公園の駐車場に戻ると、路上駐車をしている車で溢れていました。

登山だけではなく、観光や釣り、ツーリングスポットとしても人気のある場所なのですね。

銅親水公園で自然を楽しむ

下山後は駐車場の奥にある銅親水公園あかがねしんすいこうえんに行ってみます。

意外と家族連れや夫婦が多いといった印象。

足尾砂防ダムはかなり迫力があり、水が落ちる音が周囲に響き渡ります。

この時期でも桜が咲いていました。これが今年最後の桜になるかも。

公園内にはベンチが設置されており、多くの方がピクニックを楽しんでいました。

登山をしなくても十分に自然を楽しめそうな場所ですね。

中倉山の登山を終えて

今回は栃木県にある中倉山に行ってきました。

約2ヶ月ぶりの登山ということで、標高差849mでもかなりハードな山行になりました。

中倉山は標高1500mの山であるにも関わらず、荒涼とした稜線歩きを味わうことができます。

まだ4月中旬ということで孤高のブナは枯れ木の状態だったため、葉が生い茂る5月中旬〜6上旬頃がベストシーズンかもしれません

これから本格的な登山シーズンに入るため、未開拓の山々に挑戦していきます。

次回は中倉山の先にある沢入山まで行ってみたいな。

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