2022年7月24日
栃木県の那須岳に行ってきました。標高は茶臼岳の1,915m、朝日岳の1,896mです。
那須岳という名前の山は存在せず、栃木県と福島県の県境に連なる那須火山群一体の総称であり、那須連山とも那須連邦とも呼ばれている山域です。
茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3山を総称して那須岳と呼びますが、一般的には西斜面の噴気孔から白煙をあげる活火山の主峰・茶臼岳を指す場合が多いです。
那須岳(茶臼岳)に行くためには、峠の茶屋登山口から登るコースと、那須ロープウェイを利用して山頂付近から歩くコースの2種類があります。
今回は、峠の茶屋登山口を起点として、茶臼岳と朝日岳を登るコースで行きました。
那須岳について
地図
「峠の茶屋登山口」からスタートし、茶臼岳→朝日岳の順番で登山をしました。
峠の茶屋登山口の標高が1,400m、茶臼岳山頂の標高が1.900mであるため、標高差は500mほどの登りになっています。
コースタイムは2時間であるため、そこまで急斜面ではありません。
コースタイム
- 10:04山麓駅
- 10:13峠の茶屋登山口
- 10:42茶臼岳(那須岳)
- 13:10剣が峰
- 13:40朝日岳
- 14:28剣が峰
- 15:14峠の茶屋登山口
- 15:33山麓駅
行動時間は、5時間39分です。
実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。
駐車場情報
那須岳の主要な駐車場は、登山口付近の峠の茶屋駐車場とロープウェイ付近の那須ロープウェイ駐車場の2ヶ所があります。
もし上記の2ヶ所の駐車場が満車だった場合は、
- 大丸無料駐車場(150台程度)
- 八幡無料駐車場(100台程度)
- つつじ吊橋無料駐車場(50台程度)
- 展望台無料駐車場(20台程度)
- 殺生石無料駐車場(50台程度)
- 湯元無料駐車場(30台程度)
のいずれか駐車場に停めて路線バスを利用する必要があります。
それぞれの主要な駐車場の詳細を以下にまとめました。
峠の茶屋駐車場 | 那須ロープウェイ駐車場 | |
写真 | ||
営業時間 | 24時間 | 24時間 |
台数 | 160台程度 | 180台程度 |
トイレ | あり | あり |
料金 | 無料 | 無料 |
足洗い場 | なし | なし |
Google Maps |
那須岳 登山
峠の茶屋登山口へ向けて出発
午前8時に登山口から一番近い「峠の茶屋駐車場」に到着しました。
しかし、世間は夏休み期間ということもあり、峠の茶屋駐車場はすでに満車。
そのため、登山口から少し離れた「那須ロープウェイ駐車場」に駐車して、そこから徒歩で登山口に向かうことにしました。
やはりシーズン中の那須岳の登山は早朝に出発するのがおすすめですね。
「那須ロープウェイ駐車場」から「峠の茶屋駐車場」までは徒歩15分程度で行くことができます。
緩やかな上り坂が続きますが、歩行者用の通路があるため歩きやすくなっています。
駐車場に到着すると、奥に小屋があり、この先が登山口になっています。
ちょっとした休憩所となっており、かなり綺麗なトイレが設置されています。
これより先にはトイレは無いため、ここで済ましていきましょう。
荒々しい稜線を眺めながら峰の茶屋跡避難小屋を目指す
ここが那須岳登山口です。ここから本格的に登山開始です。
登山歩道案内図も設置されているため、本日の登山ルートを再度確認します。
こういう地図を飽きずにずっと見ていられるのは僕だけでしょうか。
登山開始から早々に、山之神の鳥居があります。登山の無事を願って安全祈願をしました!
可愛らしい狛犬もお出迎え。
しばらくは背の高い木々に囲まれながら登っていきます。
40分ほど樹林帯を歩くと、森林限界を超えて一気に展望が良くなります。
峰の茶屋跡避難小屋に到着しました。
あくまで避難小屋であるため、環境保全の関係から緊急時以外は宿泊禁止となっています。もちろん、トイレもありません。
茶臼岳と朝日岳との間の鞍部であるため、常に強風が吹いています。
分岐地点である峰の茶屋跡避難小屋を左に曲がれば茶臼岳に、右に曲がれば朝日岳に行くことができます。
小屋の付近にはいくつかベンチが設置してあり、多くの登山客が休憩していました。
那須岳の主峰 茶臼岳へ
これから、茶臼岳に登っていきます。
そこまで急斜面ではありませんが、ザレ場となっているため足を滑らせないように注意が必要です。
45分ほど登ると、茶臼岳山頂に到着します。
山頂はガスがかかっており、絶景を見ることはできませんでした。
山頂直下の岩場はかなり広いため、昼食を食べるのには最適です。
昼時ということもあり、多くの登山客が昼食を食べながら休憩していました。
近くに座っていた家族が山頂で焼肉パーティーをしていました。いつか僕も挑戦してみたい。
那須岳神社があったため、お参りをしておきました。
剣が峰を越えた先にある荒々しい姿の朝日岳
朝日岳に行くには、一旦峰の茶屋跡避難小屋まで戻り、剣が峰を越える必要があります。
剣が峰は急坂ではないものの、かなり足場が悪いため、注意して登るようにしましょう。
朝日岳の山頂付近は某遊園地のビッグサンダーマウンテンを想像させるようなゴツゴツとした岩場を登っていきます。
立ちはだかる岩場に悪戦苦闘しながら、朝日岳山頂に到着!
山頂はガスがかかっていて、景色を見渡すことはできませんでしたが、時折ガスが抜けたときに見える景色は最高でした。
山頂直下の岩場はかなり狭いため、昼休憩をするなら茶臼岳の方が良さそう。
那須岳の登山を終えて
今回は栃木県の日本百名山の一つ「那須岳」に登ってきました。
登山開始後からすぐに森林限界を超え、広大な景色を見ることができる山は珍しく、とても素晴らしいものでした。
那須ロープウェイを利用して茶臼岳山頂付近まで行けるため、初心者の方でも気軽に登山することができます。
那須岳には多くの登山ルートがあるため、何度行っても楽しめる一座です。
茶臼岳、朝日岳の山頂はどちらもガスがかかっていたため、またリベンジしてみたいです。