2023年2月12日
栃木県にある太平山・晃石山・青入山に行ってきました。標高はそれぞれ341m、419m、389mです。
太平山山頂付近には827年創建の太平山神社が鎮座し、春は桜、夏はあじさい、秋は紅葉の名所として知られています。
低山ながら、関東平野の絶景を楽しめ、冬の空気が澄んだ日には東京スカイツリーや新宿ビル群、富士山を眺めることができます。
また、地上が霧になると霧の上から付近の山々が島のように見えることから「陸の松島」とも言われ、日本夜景遺産に認定されています。
太平山・晃石山・青入山について
地図
今回は、大中寺駐車場からスタートしました。
コースタイム
- 08:24スタート
- 08:28大中寺
- 09:20太平山
- 09:32富士浅間神社
- 09:48ぐみの木峠
- 10:11晃石山
- 10:33青入山
- 10:55桜峠
- 12:03ゴール
行動時間は、3時間39分です。
実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。
駐車場情報
登山口付近の駐車場は複数ありますが、大きく分けて以下の2ヶ所です。
- あじさい坂駐車場
- 大中寺駐車場
それでは、順番に紹介していきます。
あじさい坂駐車場
ここはあじさい坂から最も近い駐車場になっています。
基本的に駐車料金は無料ですが、「とちぎあじさいまつり」が開催される6月中旬〜7月上旬の時期は、駐車場が有料(1日500円)となります。
あじさい坂をゆっくり眺めながら歩きたいという方にはおすすめです。
付近には公衆トイレも設置されています。
営業時間:24時間
台数:45台程度
トイレ:あり
料金:無料(あじさい祭りの時期は有料)
足洗い場:なし
大中寺駐車場
ここは大中寺から最も近い駐車場で、徒歩3分ほどで大中寺に行くことができます。
砂利の駐車場となっていますが、そこまで状態は悪くはありません。
登山客だけではなく参拝客も利用するため、日中はかなり混雑することが予想されます。
周辺にはトイレやベンチが設置されています。
営業時間外は施錠されているため、ご注意ください。
営業時間:7時〜17時
台数:30台程度
トイレ:あり
料金:無料
足洗い場:なし
太平山・晃石山・青入山 登山
神社仏閣を越えた先にある太平山
8時頃に大中寺駐車場に到着。この時点で10台ほど車が停まっていましたが、難なく駐車することができました。
急いで準備をして大中寺駐車場から登山スタート!
まずは大中寺に向けて緩やかな上り坂を歩いていきます。
5分ほど歩くと迫力のある山門がお出迎え。落ち着いた雰囲気の大中寺に到着です。
大中寺七不思議と言われている「油坂」と「馬首の井戸」がありました。
分かりにくいですが、大中寺の右側にある細い路地が登山ルートです。
いきなり急坂となっています。また、足場の悪い岩場や滑りやすい落ち葉があるため、登る際には注意が必要です。
20分ほど歩くと、1本の道路に分岐します。白のガードレールが目印です。
分岐点を右側に進んでいきます。この先は登山道というより普通の道路です。
しばらく歩くと「あづま家」という食堂があります。(営業時間:9時〜17時)
ここでは、太平山の三代名物料理「焼き鳥・卵焼き・団子」を食べることができます。
営業時間外だったため、今回は断念。また行く機会があったら立ち寄ってみます。
あづま家の裏手にある道路を進んでいくと、迫力のある神門が出現します。
太平神社へと続く石段をひたすら登っていきます。これが結構きつい。
5分ほど石段を登ると、太平山神社に到着します。
時間が早かったせいか、参拝客はほとんでいませんでしたが、登山客はちらほらいました。
登山の無事を願って安全祈願をしました!
太平山神社の右手にある細い道が登山道になります。
まずはひたすら木の階段を登っていきます。やや道が狭いため、通る際には注意が必要です。
10分ほど歩くと分岐点があり、山頂に行くには富士浅間神社(0.1km)方面へ進む必要があるのですが、ここからは足場の悪い急坂になっています。この先が山頂だ…!
駐車場から1時間ほど登って、9時33分に太平山山頂に到着しました。
山頂には富士浅間神社があり、休憩できそうなベンチが数台設置されています。
登山で神社がある度に安全祈願をしているのは僕だけでしょうか。
周辺が木々で覆われていて景色を見渡すことはできないため、先を急ぎます。
関東平野を眺めながら晃石山を目指す
しばらくは歩きやすい道が続きます。
途中で道路に交差する場所があるのですが、道を間違えないように注意が必要です。
鉄塔方面へは行かずに道路を横切るのが正規ルートです。
太平山山頂から25分ほど歩くと、ぐみの木峠に到着します。
気温は12度。登山をするにはちょうどいい気温ですね。
付近にはベンチが2台ほど設置されています。
ここを左に曲がると大中寺に行くことができますが、今回は晃石山を目指すため直進します。
ぐみの木峠を越えた先にある木の階段を登っていきます。
途中に駒形石(駒の爪)があります。見ごたえのある立派な石ですね。
馬の爪に似ているからこう呼ばれているのかな。説明がなかったため詳細は不明。
さらに進むと少し開けた場所が左側に見えてきます。
ここはパラグライダー飛行場所となっており、タイミングが合えば飛行場面などを見ることができます。(今回は見ることはできず)
途中に分岐点があります。今回は晃石山山頂に向かうため右側のルートを進んでいきます。
ぐみの木峠から25分ほど歩いて、10時13分に晃石山山頂に到着です。
山頂からの景色。
日光方面の山々を見ることができます。奥に見える一番高い山は男体山でしょうか。
山頂にはベンチが2基設置されていますが、団体客が占領していて休憩できず…。
飲み物だけ飲んで、次の目的地である青入山を目指します。
青入山からの景色を堪能して桜峠へ向かう
晃石山から20分ほど歩いて、10時34分に青入山に到着です。
晃石山山頂よりも手前の木々が少ないため、かなり見晴らしが良いです。
テーブルと椅子が設置されていたため、少し休憩します。
本来はバーナーでお湯を沸かしてカップラーメンを食べる予定でしたが、至る所に「火気注意!」の看板が設置されており、少し気が引けたため今回は断念。
低山では火器厳禁としている山が多いため、保温ボトルにお湯を入れて持参するのが無難ですね。
清水寺に立ち寄って駐車場に戻る
ひたすら落ち葉の敷かれた急坂を下っていくのですが、大変滑りやすくなっているため手すりを有効活用しましょう。
ちなみに、僕は落ち葉で足を滑らせましたが、手すりを使用していたため転倒せずに済みました。
やはり下るときには最新の注意が必要ですね。
青入山から10分ほど歩いて、11時2分に桜峠に到着です。
ここにはベンチと屋根付きの休憩スペースがあり、数人の登山客が休憩していました。
僕がベンチで休憩していると隣の登山客が「週3ペースで大平山に登ってる」とか「大平山は何度来ても飽きない」とかいう話をしていて、地元の方々に愛されている山であると実感。
このまま直進すると馬不入山に行くことができますが、大中寺の駐車場に戻るため左折ルートへ。
やや急な木の階段を下っていくと、道路に面した道に道に突き当たるため左折します。
ここからは登山道というより、普通の道路を進んでいきます。ほぼウォーキングに近いですね。
途中に「清水寺」があります。
ちなみに、読み方は「きよみずでら」ではなく、「せいすいじ」です。
京都にある清水寺(きよみずでら)とは別物です。
しばらく歩くと分岐地点があります。少し分かりにくいですが、住宅地の裏を通っていきます。
ようやく駐車場へ戻ってきました。
駐車場は多くの登山客と参拝客で満車に近い状態になっていました。
やっぱり登山をするなら早めの出発が鉄則ですね。
太平山の登山を終えて
今回は栃木県にある大平山・晃石山・青入山に登山に行ってきました。
地元の低山ということで小さい頃から馴染みがあったのですが、いざ登ってみると改めて偉大さを実感できました。
周辺には多くの山があるため、登山ルートを変えることでまた違った楽しみ方ができます。
また、様々な神社仏閣を巡ることができ、やや運気が上がったような気がします。
日本夜景遺産にも認定されているということで、次は山頂からの夜景も見てみたいですね。