2022年7月30日
群馬県の尾瀬にある至仏山に行ってきました。標高は2,228mです。
尾瀬は、福島県、群馬県、新潟県、栃木県の4県にまたがり、標高2,000m級の山々に囲まれた本州最大規模の高層湿原です。
代表的な山としては、東側には東北以北の最高峰である燧ヶ岳、西側にはなだらかな山容の至仏山があります。
今回は鳩待峠を起点として、山の鼻・至仏山を周回するコースで登りました。
至仏山について
地図
今回は、「鳩待峠登山口」からスタートしました。
※山の鼻〜至仏山までは登り専用となっているため、注意が必要です。
コースタイム
- 9:27鳩待峠
- 9:27鳩待峠登山口
- 9:27鳩待山荘
- 10:19山の鼻キャンプ場
- 10:23至仏山荘
- 10:26山の鼻小屋
- 13:05至仏山
- 14:12小至仏山
- 15:47鳩待峠登山口
- 15:48鳩待峠
- 15:48鳩待山荘
行動時間は、6時間22分です。
実際に歩いた登山ルートに関しては、YAMAPの活動記録も載せておきますので是非ご活用ください。
駐車場情報
登山口へ行くための駐車場は大きく分けて以下の3ヶ所です。
- 鳩山峠駐車場(マイカー規制がある時期は駐車不可)
- 尾瀬第1駐車場
- 尾瀬第2駐車場
尾瀬ヶ原や至仏山の群馬県側の登山口となる鳩待峠へのアクセスは、マイカー規制が実施されている時期もあります。
それぞれの駐車場の詳細を以下にまとめました。
鳩山峠駐車場 | 尾瀬第1駐車場 | 尾瀬第2駐車場 | |
写真 | |||
営業時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
台数 | 120台程度 | 280台程度 | 250台程度 |
トイレ | あり | あり | あり |
料金 | 2500円(1日) | 1000円(1日) | 1000円(1日) |
足洗い場 | なし | なし | なし |
Google Maps |
至仏山 登山
駐車場から鳩待峠へバスで移動
早朝8時過ぎに尾瀬第二駐車場に到着です。(尾瀬第一駐車場は満車でした。)
やや時間が遅かったのか、第二駐車場も1/3くらいは埋まっていました。
今回は乗合バス(片道:1,000円)で鳩待峠に行ったのですが、満員でかなり息苦しさがありました。
30分ほどで鳩待峠に到着して、ようやく登山スタートです。
鳩待峠から尾瀬ヶ原の入口、山ノ鼻を目指す
尾瀬ヶ原入口の看板進んで登山スタート。
登山では珍しく、開始から緩やかな下り坂の木道を進んで行きます。
山の鼻までは、登山というよりハイキングに近いです。
全国でも有名な一大景勝地である尾瀬、環境整備が行き届いており、かなり歩きやすくなっています。
途中にある開けた場所に川が見えてきます。こういう自然の中でしか味わうことができない景色や雰囲気が個人的にはかなり好きです。
1時間ほど歩くと山の鼻に到着します。近くに尾瀬山の鼻ビジターセンターもあります。
尾瀬山の鼻ビジターセンターでは、尾瀬の自然についての情報提供を行っており、職員が収集した毎日の自然情報が館内に展示さてれいます。
この場所で、「山頂付近にある蛇紋岩は滑りやすいので注意」と説明を受けました。
ひたすら急坂を登った先にある至仏山
いよいよ至仏山に登っていきます。
至仏山へと続く木道を進んだ後、いよいよ登山スタートです。
山の鼻の標高が1,400m、至仏山山頂の標高が2.200mであるため、標高差は800mほどの登りになっています。
コースタイムは2時間20分なので、そこそこ急斜面が待ち受けていることが予想できます。
歩き始めてから50分ほどで、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を見渡せるスポットに到着です。
こう見ると、荒々しい姿をした燧ヶ岳に登ってみたいし、広大な湿原が広がる尾瀬ヶ原でハイキングもしてみたい気持ちが高鳴りますね。
数カ所ほど、壁のような岩場が数カ所ほどあるため、鎖を有効的に使いながら登っていきます。
鎖を素手で掴むと手が汚れるため、登山用手袋や軍手は必須ですね。
山の鼻から2時間半ほど登って、13時8分に至仏山山頂に到着しました。
急斜面でかなりハードな山行でしたが、山頂からの景色を見ると疲れが飛んでいきます。
山頂の北側に位置する稜線。
こちら側には登山ルートはありませんが、茶色い蛇紋岩が露出していて荒々しい姿を見せています。
山頂直下の岩場は比較的広いため、昼休憩には最適です。
昼食を食べた後、急にガスがかかってきたため、急いで小至仏山へと向かいます。
至仏山山頂から20分ほど歩いて、14時15分に小至仏山山頂に到着しました。
山頂はガスがかかっていて景色を見ることはできなかったため、少し休憩したら下山します。
下山途中に急に晴れてきました。やっぱり山の天気は変わりやすいですね。
無事に下山して鳩待峠でアイスクリームを購入しました。登山後のアイスクリームは絶品ですね。
ちなみに、写真右側は普通のバニラアイスですが、写真左側は「花豆ソフトクリーム」という片品村の特産品を使用したソフトクリームになっています。
登山後の日帰り温泉&夕食タイム
登山後は花の駅・片品「花咲の湯」という日帰り温泉に立ち寄りました。
ここは内風呂だけではなく、サウナや露天風呂もあるため、登山の疲れた体を癒してくれます。
露天風呂からは、昼は大自然の景色を眺めることができ、夜は空一面の星空を眺めることができます。
また、施設内にレストランも併設されており、温泉と食事を同時に楽しむことができます。
温泉に入った後は、レストラン「花咲」にお邪魔し、ひれかつ定食を注文しました。
肉の旨味が凝縮されており、登山の温泉後には最高の一品でした。
他にも様々な施設があるため、尾瀬に行った際には是非立ち寄ってみてください。
至仏山の登山を終えて
今回は尾瀬の日本百名山のひとつである「至仏山」に登山に行ってきました。
尾瀬といえば、湿原のイメージしかなく、登山とは無縁の場所だと思っていました。
しかし、実際に至仏山に登ってみて、尾瀬の新たな一面を知ることができた気がします。
休日は多くの観光客で賑わいますが、それだけ人気の場所ということですね。
いつか尾瀬の日本百名山を全て制覇してみたいな。